季節外れの台風が過ぎ、
学園祭シーズンが一瞬で終わり、
あっという間に冬が到来すると、
街の景色が一変する。
みなさん、お元気でしょうか。
カツゼツが悪いとか、
感情がこもっていないとか、
嘘くさいとか、
ずっと言われ続けている。
20年間、講師の仕事をしているが、
学生にいつも言われる。
常に気持ちを込めているし、
魂を込めているとさえ言えるし、
嘘なんて1ミリも、いや、1ナノメートルもついてない。
それなのに無感情で嘘つき呼ばわりされる。
原因は、カツゼツ?
滑舌……、なめらかな舌と書いて
カ・ツ・ゼ・ツ!
いや、そこはほとんど関係ないはず。
カツゼツが良いと説得力も増すのは分かっているが、
それよりもっと致命的な欠点があったのだ。
トークが、棒読み。
抑揚もメリハリもない。
よく学生は寝ないで聞いてくれているなぁと関心するくらい。
なんかね、感情豊かにトークすると
芝居がかった感じになって、
それこそ嘘くさいと自分で思っているせいで、
ずっと20年間、棒読みで授業してきた。
抑揚をつけてしゃべるって、どーするんだっけ?
棒読みトークが板につきすぎて
もはや修正できない。
いや、無理と思ったら無理。
今からでも遅くはない。
若本規夫になりきって、
抑揚をガッツリつけて授業をしてみよう。
そぉぉぉ~いぅぅぅ、わ・け・でっ
今日ォォォォから、
抑揚を、、、、つけまくっっっっってぇ
授ぅぅぅぅ業を
して、や・ろ・お、じゃないかぁ~。
さて、後日談というか今回のオチ。
うざいしゃべりかたになっただけで、
結局、感情はこもっていないわ、嘘くさいわで、
まったく改善はしなかった。
ふふふ、訳あってオレさまの感情はすべて封印してある。
感情が開放され覚醒する時が来るまで、
そう、この現世界を救うその時まで、
無感情で生きつづける道を選んだのだ。
悲しき運命(「さだめ」と読んでね)だ。